ソーシャルレンディングで外貨建てのメリットデメリットって何?

ソーシャルレンディングに投資をする時にはどの会社で投資するかを選びます。
今日本には20社以上のソーシャルレンディング運営会社がありますが、大半は日本国内の案件が投資対象となっています。
しかし中には海外で運用される案件に対して投資ができる会社もあります。
しかし当然ながら海外の運用案件に対して投資をする時には、その運用される国の通貨で運用が行われます。
アメリカで組成される案件ならばドルで運用されますし、ヨーロッパの案件はユーロです。そういった外貨建てで運用されているソーシャルレンディング案件に投資をする時には、どんなことに注意すれば良いのでしょうか。

ソーシャルレンディングの外貨建て案件とは

まず基礎的な知識としてソーシャルレンディングの外貨建て案件とはどのような案件を指すのでしょうか。それは投資したお金が海外の通貨に両替され、その通貨で案件が運用され、案件運用期間が完了して返還される時には、再度日本円の相場に両替されて返金されるというシステムを採用しているものです。
通常の国内案件であれば投資したお金は国内の事業者がそのまま運営するので、案件は日本円で運用されます。例えば100万円を投資して10万円の利益が出たら、最終的には総額で110万円のお金が還ってきます。
しかしこれが仮にドル建てで運用される案件の場合はどうなるでしょうか。1ドルが100円の時に100万円を投資すればその投資金は1万ドルに両替されます。そして想定利回り10%で1年間運用し、何も問題がなければ1年後には11,000ドルとして還ってきます。しかし1年後日本円とドルの為替相場が変われば、最終的に戻ってくる金額も変わってきます。もし1ドル90円まで円高が進んでいた場合、11,000ドルを日本円に換金しても99万円にしかならず、利回りが発生したのに投資したお金は減って還ってきます。
逆に1ドルが110円と円安が進んでいた場合は、この場合11,000ドルは日本円で121万円です。つまり当初の想定よりもさらに高い利益が得られます。外貨建て案件とはこのように外貨で運用される案件のことを指すのです。

外貨建て投資ができる会社には何がある?

現在日本で営業を行っているソーシャルレンディング会社の中で海外案件を取り扱っているのは以下の4社になります。

・クラウドクレジット
・クラウドリアルティ
・ガイアファンディング
・アメリカンファンディング

この中で特に海外案件に特化して、日本の案件を扱っていない会社がクラウドクレジットです。
クラウドリアルティは国内外の両方の案件を取り扱っていますが、現状海外案件の数はわずか二つだけで現在募集を行っていません。
日本の案件が中心であり、積極的に海外案件に投資をしたい人にはあまり向いていません。
ガイアファンディングとアメリカンファンディングは、どちらもアメリカの不動産物件を運営する業者への投資を専門とするソーシャルレンディング会社です。比較的安全性が高くて利回り10%程度と、国内のソーシャルレンディング案件の平均を上回っています。
クラウドクレジットは運用している国は世界の各国にわたり、ペルー、カメルーンそしてエストニア、スペイン、ロシア、アメリカなど発展途上国から先進国まで多岐にわたるものになっています。
クラウドクレジットは1月にはTV東京の経済番組「ガイアの夜明け」で紹介されるなど、ソーシャルレンディング業界だけではなく経済界などからも注目を浴びています。会員数も15,000人以上とソーシャルレンディング会社の中ではかなりの数を誇っているなど、今大変勢いがあります。海外案件に分散投資をしたい人にとってはクラウドクレジット及びアメリカンファンディングもしくはガイアファンディングが投資価値の高い会社と言えるでしょう。

外貨建てで投資できる会社は?

アメリカンファンディングとガイアファンディングはアメリカ特化ですが、円建てで運用を行うので為替リスクはありません。クラウドリアルティはエストニアへの案件のみですが、これも円建てで運用を行います。しかし、クラウドクレジットでは外貨建てのままでも運用を行っており、現在以下のような国、そして通貨への投資が可能です。

・カメルーン ユーロ
・バルト三国や東欧、北欧 ユーロ
・アメリカ ドル
・ロシア ルーブル
・ペルー ソル
・ジョージア ラリ

外貨建て案件投資のメリット

外貨建て案件に投資をすることのメリットとして主に以下の二つの点があります。

リスクの分散が可能である

外貨建て案件に投資をすることで単一通貨への投資リスク、相場下落のリスクを抑えることが可能です。現在日本で投資ができるソーシャルレンディング会社の大半が国内案件を対象にした案件であり、円建て運用になります。もし仮に今後も円安が続くようであれば円の他の外貨に対する相対的な価値が下がり、海外旅行や海外の商品を購入する場合不利になります。また日本で経済危機が発生した場合は国内の事業者の倒産リスクが起こり、投資しているソーシャルレンディング案件で貸し倒れが発生する可能性も非常に高くなります。そんな時海外の案件に投資をしていれば、日本国内の経済危機の影響を受けることなく安定した運用が望めます。少なくとも全ての案件が貸し倒れのリスクに瀕することはなくなるでしょう。

為替相場変動益を得られる

外貨建ての内容の紹介で説明したように、外貨で運用をしていれば相場は円安に動いた場合、日本円に両替した際に予想以上の利回りが見込める可能性があります。実際にクラウドクレジットで運用されていた案件でも、ユーロ建てカメルーン案件やヨーロッパ案件では円安に相場が動いたことで、年利20%以上という非常に高い利回利りが得られた案件もありました。

外貨建て投資のデメリット

一方で当然ながら外貨建て投資はデメリットやリスクもあります。

為替相場による損失の発生がある

メリットの裏返しになりますが、為替相場の変動によって最終的に日本円に戻した時に金額が下がるケースがあります。外貨では収益が発生していたのに円高に振れたことによって、利益が減るどころかマイナスになってしまうこともあります。
このリスクの回避方法としてアメリカンファンディングやガイアファンディングは標準で為替ヘッジを付けてリスクを回避しています。
しかし、クラウドクレジットは敢えて為替相場の変動益を求める場合、為替ヘッジをつけずに外貨建てのまま投資ができます。その場合リスクも承知した上での投資になります。

海外ならではの経済リスクがある

これも分散投資の裏返しになりますが、日本では発生を想定しにくい様々なリスクの影響を受けることもあります。
例えばアメリカの場合は日本よりも災害リスクが大きく、不動産物件がハリケーンのような超大型台風によって資産価値が失われてしまうこともあります。さらに発展途上国の場合は日本に比べて法律の遵守意識が低く、担保商品が盗難された、融資したお金が返済されないなどのリスクが発生することもあります。
クラウドクレジットでは実際のファンドの運用レポートが毎月報告されていますが、そのレポートを見ても日本ではなかなか起こりえないような債務者側の怠慢によって返済が滞っているなどの報告もあります。
分散投資をするということは、一つの会社、場所、国、通貨に集中投資するよりもトラブル発生時のダメージを減らすことはできますがその分、分散することでダメージが発生する可能性は上がります。そのリスクを十分承知した上で海外への分散投資を行いましょう。

外貨建て案件のリスク回避対策

海外投資案件のリスク回避対策として利用されているのが為替ヘッジです。これは案件の運用時に将来的な為替取引も予約することを指します。
例えば案件の運用開始時に100万円を1万ドルに両替した場合、1年後運用が終了した時点で1万ドルを100万円に換金するという取引の予約をします。こうすることで購入時と同じ相場での取引の予約ができるので為替変動リスクをなくせます。
ただし為替ヘッジ自体の手数料が発生するので利回りが低下するデメリットもあります。
実際にクラウドクレジットの報告会によると、現在海外投資案件に対し為替ヘッジをつける人はわずか1/4であり、円安での利益拡大を見込んで3/4の人が為替ヘッジなし案件への投資をしているそうです。
リスクを回避よりも、より多くリターンを期待する人が多いのです。

最後に

ソーシャルレンディングに投資する時には、国内の案件ではなく海外の案件に投資をすることで国内事業者の倒産のリスクが避けられます。
ただし外貨建て案件に投資をする場合は為替相場の変動により利益が拡大するだけではなく、損失が発生することも理解しておきましょう。
2018年初頭時点では円ドルは1ドル約110円前後と比較的為替相場は安定しているために、逆に先行きが読みづらい側面があります。
円高相場の時であれば円安を期待して為替ヘッジをつけないという選択肢もあるでしょうし、1ドル120円以上の円安に振れにくい相場の時は為替ヘッジをつけるなど、状況を見ながら判断をすれば、海外案件ではより多くの利益が確実に得られるかもしれません。

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